止水の原理
ハイドロアクティブタイト止水の原理
ハイドロアクティブタイトを注入すると、接触した水と反応して10 ~ 25倍の発泡体を形成します。 充填されたハイドロアクティブタイトは発泡時の膨張圧によって止水効果を発揮します。
インジェクト止水工法研究会は目的に合わせ2種類の止水材を使用します。
加水反応型1液発泡ウレタン系止水剤
ハイドアクティブタイトの概要
ハイドアクティブタイトはポリイソシアネート化合物を主成分とした、水と反応して硬化するウレタン樹脂系の疎水性止水剤です。
建築物や土木構造物の漏水している箇所(コンクリートのひび割れ、打継部等)に充填注入し、発泡・硬化によって止水します。
圧入により微細な空隙まで浸透して高強度な固結体を形成するため、止水効果が長期間持続します。
ハイドロアクティブタイトの使用方法
材料開缶後、ハイドロアクティブタイトと添加剤を容器に移し、全体が均一になるまで撹拌機にて混合してください。
ハイドロアクティブタイト止水の原理
ハイドロアクティブタイトを注入すると、接触した水と反応して10 ~ 25倍の発泡体を形成します。 充填されたハイドロアクティブタイトは発泡時の膨張圧によって止水効果を発揮します。
ハイドロアクティブタイトの用途例
少量漏水への対策に適しています
ハイドロアクティブタイトを使用する工法
ハイドロアクティブタイトの特長
1液発泡型止水剤をポンプ圧送するため注入の作業性が良く、注入後は水と接触した部分から加水反応で発泡が始まります。 膨張圧で微細な隙間にも浸透して短時間で固結し、優れた止水効果を発揮します。 硬化物は化学的に安定しているので耐アルカリ性が高く、また水へ溶出しないため安全性にも優れています。
ハイドロアクティブタイトの硬化時間
ハイドロアクティブタイトはハイドロアクティブタイト添加剤の添加量によって硬化時間が調整でき、3%添加の場合は約2分で止水効果を発揮します。
加水反応型1液ウレタン系止水剤
ハイドロスーパータイトの概要
ハイドロスーパータイトはポリイソシアネート化合物を主成分とした、水と反応して硬化するウレタン樹脂系の親水性止水剤です。
地盤の空隙、クラック等に浸透して接触した流水をゲル化し、強固なゴム弾性ゲルの遮水層を形成することで止水します。
大量の湧水、漏水の止水にも優れた効果を発揮します。
ハイドロスーパータイトの使用方法
材料開缶後、ハイドロスーパータイトは必ず適量の水で希釈して注入してください。 流水量及び水温により硬化時間は変動します。
【注意】樹脂原液での注入は過大な膨潤圧が発生します。 撹拌が不要な1.5ショット工法です。 止水効果が発揮できる適正な濃度でご使用ください。
ハイドロスーパータイト止水の原理
ハイドロスーパータイトを注入することで、漏水箇所から構造物背面の地山に浸透します。 接触した水全体をゲル化させ、構造物背面にゴム弾性体の遮水層が形成されます。
ハイドロスーパータイトの用途例
大量漏水への対策に適しています
ハイドロスーパータイトを使用する工法
ハイドロスーパータイトの特長
1液型の止水剤を専用機械による1.5ショット工法で水と同時に圧送し、工具の先端部で配合注入するため作業性が良好です。 地山の空隙等に浸透した後に加水反応が起き、短時間でゲル化して土粒子と強固に接着します。 硬化物は止水性、シール性の高いゴム弾性ゲルで、抜群の遮水・止水の効果が得られます。また無溶剤系のため安全性にも優れています。
ハイドロスーパータイトの硬化時間
ハイドロスーパータイトは水(10~20%)と一緒に注入することにより、短時間で止水効果を発揮します。