インジェクト止水工法 施工例

インジェクト止水工法(インジェクトパッカー工法の施工例/インジェクトチューブ工法の施工例/インバースバリエーション工法)の施工実績から名前を伏せて現場4例を紹介します。

インジェクトパッカー工法の施工例

※ 疎水性止水材ハイドロアクティブタイトを使用した工法

インジェクトチューブ工法の施工例

※ 疎水性止水材ハイドロアクティブタイトを使用した工法

インバースバリエーション工法

※ 親水性止水材ハイドロスーパータイトを使用した工法

ハイドロアクティブタイトを使用した工法の施工例

インジェクトパッカー工法

地下駐車場止水工事

1. 削孔工

ドリルを用いてクラックを貫通させ、削孔径内を清掃します。

2. パッカー設置工

清掃後、削孔径内にパッカーを差し込み、注入圧力20Mpa以上に耐えられるように取り付けます。

3. 注入工

パッカーをホース注入ポンプに接続して初期圧力2.0kg/cm2の設定で止水剤の注入を行います。最大20kg/cm2まで注入が可能です。

4. 清掃工

溢れ出した注入材を皮スキ等で除去し綺麗にします。

5. 仕上げ工

パッカーを取り外して漏水がないことを確認し、穴埋めを行う。周辺のコンクリートの彩色に合わせて仕上げを行います。

地下ピット止水工事

1. 削孔工

ドリルを用いてクラックを貫通させ、削孔径内を清掃します。

2. パッカー設置工

清掃後、削孔径内にパッカーを差し込み、注入圧力20Mpa以上に耐えられるように取り付けます。

3. 注入工

パッカーをホース注入ポンプに接続して初期圧力2.0kg/cm2の設定で止水剤の注入を行う。最大20kg/cm2まで注入が可能です。

4. 清掃工

打ち込んだパッカーをハンマー等で叩きパッカーを折り躯体内に埋設します。パッカーはアルミ製なので躯体に埋め殺しても問題はありません。

インジェクトチューブ工法

打継部止水工事

1. チューブ準備工

インジェクトチューブを5mピッチで切断し両端部にエルボ(継ぎ手)に挿入し、エルボに注入孔ホースを調節して適当な長さに切断し、エルボに取り付けます。

2. チューブ設置工

注入孔ホースにキャップを取り付け、サドルバンドでチューブを固定して設置します。

3. 注入工

注入孔からハイドロアクティブタイトを注入すると、コンクリート内に埋設したチューブ表面から材料がにじみ出て躯体内に生じる微細な空隙に充填され水道を防ぎます。

4. 清掃工

躯体外に溢れ出た材料を皮スキ等でケレンし清掃します。

ハイドロスーパータイトを使用した工法の施工例

インバースバリエーション工法

立坑掘削止水工事

1. 現場全景

直径9m程の立て坑からの漏水 (毎分600Lの大量漏水)

2. 漏水部集約

漏水部に注入孔パイプを設置して漏水を集約します

3. 注入工

注入バルブを設置して、Y字管を取り付け水と材料を注入します。材料が構造物背面の地山に広がり、接触した水をゲル化しながら土粒子と接着して固結します。

3. 止水完了

構造物背面に強固な遮水層を形成し漏水を止めます。

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